梨状筋と坐骨神経痛

 【坐骨神経痛の根本改善】
坐骨神経痛はお尻や太ももの裏、ふくらはぎに痛みやシビレをだす病気のひとつです。

めちゃくちゃ痛いです。

私も19才の時になった事があるのですが半年くらい歩く事さえ困難でした。

坐骨神経痛の原因で1番多くあげられるのは梨状筋が硬くなって神経を圧迫するため神経痛が発症します。


ですので、梨状筋をストレッチしたりマッサージで緩めたりしましょう!というのが通説です。

確かに梨状筋を緩めてあげると坐骨神経にかかる圧力が減るので改善していくと思いますが、当院にはストレッチもマッサージもしてもらってもなかなか改善しない重度な症状の患者さまがよく来られますのでもうひとつ深読みしていきましょう。


筋肉にはアウターマッスル(表層筋)とインナーマッスル(深層筋)の2種類あります。



アウターマッスルはからだの外側にあり体を動かすために太くて大きい筋肉です。

インナーマッスルはからだの内側にあり体を支えたりバランスをとるためにある筋肉です。

梨状筋は骨盤と大腿骨(足の骨)を支えるインナーマッスルになります。

体を動かすと言うよりも支えたりバランスをとるためにある筋肉です。

ですので梨状筋が硬くなる、ということは姿勢が悪かったり、バランスが悪いために起こります。

だから梨状筋が緩んでもからだのバランスが悪いとすぐにまた硬くなってしまいます。

梨状筋をストレッチするのも大切ですが、根本の姿勢を良くするため、体幹を安定させる腹筋を鍛えたり、骨盤と足を安定させる内転筋群に刺激を入れる事も必要になってきます。

原因を考え根本を改善していくと症状が大きく変わっていきます。

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